いまさらだけど『ちりとてちん杯』をふりかえる。
落語大会っていうのは、去年の池田の『社会人落語家日本一決定戦』と、福井小浜の『ちりとてちん杯』しか経験したことがないのでちょっと比較。
小浜で予選聞いて思ったのは全体的には池田より小浜の方がレベルが高い。
少なくとも落語の基本をしらない人はいなかった。
途中から聞いたのだけど、トップバッターの静香さんのを聞いて「さすがだなぁ」と思った記憶あり。
※池田のは事前審査があるのに、なんで?と思う人が出場してて、あきらかに数段うまい人が落ちてるの?という疑問というか不信感あり。
『プロのように上手い人はダメで、社会人としての落語…』
99歩ゆずって社会人らしい落語家日本一を選ぶのでもいいけど、あの事前審査のいいかげんさはいただけない。
他にも色々不手際はあったけど、大会事務局が真剣に取り組んで改善していこうとされているようなので、これからの発展を見守りつつできるかぎり参加して楽しませていただきたい。
落語の方向性を考える
小浜は予選6分
事前審査なしで多数を参加させようと思うと持ち時間は短くなるのはしかたがないことか・・・。
まくら、ネタの編集、所作などすべて審査対象(と、一応言われている)
ものすごく納得できる部分と、ちゃうのんちゃう?という部分と。
この6分に縮めたネタ、一生懸命作ってるのだけど今後人前でかけるチャンスがなさそうなのがさみしい。
10分くらいあれば他でも使えるのになあ。
お客様に向けた落語ではなく、審査員に向けた落語をしなくてはいけなさそうなのがちょっと疑問。
いや、審査員もスタッフもお客様だと思えば納得できなくはない。
しかし友人が多い方が有利なのは確か。
っていうか趣味、志を同じくするもの同志、どんどん友人が増えていくような気もする。
実際私も友人が増えた。
それだけでも出場してよかったと思える。
しかし、お客様に楽しんでもらう落語…の方向に向かっているかというと疑問。
時間制限のため笑いを待てない落語になってきたような気もする。
だめだめじゃん。
チャーミー社長体調不良により福井は決勝をきかずに帰ったけど、ネットにアップされている決勝のネタを見た。
うまいなぁ。
こまちさんの「遺言」、生で聞きたかったなぁ。
ちろりさんの「堪忍袋」、池田で聞いた方がツボだ。(あのネタは小浜ではできないと思うけど)
またひとつ、自分のやりたいこと目標ができた。
こういうのはうれしい。
池田の大会では「これは真剣な日本一決定戦ではなく、町おこしの祭りだよなぁ」と思った記憶あり。
福井もやはり「町おこし」の感はある。
福井の税金を使ってやるのだから、ある程度はしかたがない。
福井のイメージアップ、収益アップに繋がらなければ、次の予算もつかないものね。
ものすごく残念ではないが、微妙に残念感が残る。
1回からずっと見ている人の言葉でも「大会の方向性が変わってきたように思う」って。
しかしスタッフの方の努力は並みならぬものがある。それには感謝。(*^。^*)
楽しかったのは間違いない。
また挑戦したいかと言われれば挑戦したい。
6分のネタ作ったり稽古したりする時間、交通費や宿泊費などの費用、それにみあう効果があるか?という一抹の不安感もある。
※いちばんの目的は決勝にのこること、賞をいただくことではなく、お客様に楽しんでいただけるように落語がうまくなりたい。
そのための手段なのだ。目標ないと稽古にみが入らない私だし。
池田は大好きな町である。
今年も出場するが、来年もあれば出場したいと思う。
交通費や時間がおしいとは思わない。
なんでかな。
落語以外にも楽しみがあるからだろうな。
こちらは、上手い人がうーんと上手いので、どちらかというと祭りに参加の気分が強い。
思いもよらぬ面白いものを聞かせてもらえたりする期待感もある。
礼をつくして一生懸命楽しみたい。
決勝の舞台に立ちたい…いや、座りたいという気持ちはもちろんある。
いや、審査基準が「社会人落語家」であるから私にもチャンスがあるのだ。
今年は何がおきるだろう。
ちろりさん、にしゃんたさん、さん太さん…
続くヒーローがまた登場するのだろうなぁ。
ぐだぐだととりとめもなく。
自分の中の整理用。